グナというと、属性、質で、サットヴァ・ラジャス・タマスを意味すると言われてます。
他に美徳や縁、絆という意味もあるけど、何であれ属性はグナです。
サットヴァは純粋さ、知的といった質
ラジャスは活発、激しさとかの活動的な質
タマスは鈍い、怠惰な質
この宇宙のありとあらゆるものが、この3つのグナの混合、組合せでできていて、そのバランスで性質の違いがあります。
サットヴァやラジャスが集まった場所の現れが体で、生き物でない所の現れはタマス。
そして、考えや体質に現れるのも3つの質のバランスによって、異なった考えや行いが生まれます。
サットヴァの現れは考えや知覚で、瞑想や熟考とかを支配する状態。
ラジャスの現れは野心だったり願望、感情などの活発な部分を支配する状態。
タマスは睡眠中、無気力、無関心などを支配する状態。
サットヴァなバランスが高いと意識的で、キレイな考えで、イーシュワラの現れている世界を見始めるし、ラジャスのバランスが高いと、活動的で願望が多く、常に活発。タマスのバランスが多い無関心になってしまいます。
タマスが悪いではなく、バランスによって、どの質が高いかによって、現れかたが違うのです。
人の考えもそのバランスによって、どう成長していけるかが違ってくる・・・
その成長もタマスが強い考えから、いきなり3段階ステップアップするとかは無理で段階が必要だといわれてます。
タマスが高い時はラジャスな活動的な質が必要で、規則的に活動できる環境にしていく事が必要で活動的になるまで続けます。そう意識することで、それが助けになり無関心を追い払えます。
ラジャスがが高い時はサットヴァな質を得るのに、ダルマ(秩序、調和)に沿った行いや、周りに役立つ行いをするようにします。そうすることで、ラジャスな願望、権力やお金、名声のとりこになりやすい考えを追い払えます。
サットヴァなバランスが高いひとは、生きた宇宙、イーシュワラを見ることができ、すべてはイーシュワラの現れと知っていて、祈りという行いができる人です。
自分の考えを含めた世界を客観的にみることができるひとなので、上がったり下がったりする感情から自由です。
どれもバランスと情緒的成長が必要なんですね。何でもそうですが、すべて、バランス!
私の考えが無知なために、損得や好き嫌い(ラーガ・ドヴェーシャ)が基準となる行いとなりませんように・・・
いつも、調和な行いを選べる自分でいられますように・・・